「Drone ID Tracker」をバージョンアップ

次世代3D運動認知基盤「KINETICA」を搭載し、ドローン監視・飛行安全支援機能を強化

株式会社FaroStarは、ドローンの識別情報および位置情報を可視化・管理する「Drone ID Tracker」をバージョンアップし、同社が開発する次世代3D運動認知基盤「KINETICA Motion Intelligence Fabric」を搭載した新バージョンを、2026年10月9日より提供開始します。

今回のバージョンアップでは、従来のドローン情報の受信、表示、管理機能に加え、飛行体の位置や移動履歴をもとに、その動きを三次元空間で継続的に把握し、将来の移動状態を予測するための基盤を導入します。

これにより、Drone ID Trackerは、ドローンの現在位置を表示するシステムから、周辺空域の状況をより立体的かつ時系列で捉え、飛行安全の判断を支援するシステムへと進化します。

Drone ID Trackerについて

Drone ID Trackerは、ドローンから送信される識別情報や位置情報を受信し、地図上で確認・管理するためのFaroStarのドローン情報管理システムです。

登録されたドローンや受信機器の情報を一元的に管理し、離れた場所からでもインターネットを通じて飛行状況を確認できます。

今回のバージョンアップでは、Web版アプリケーションの操作性、視認性および管理機能を見直すとともに、標準地図、淡色地図、写真地図の表示切り替えに対応しました。利用環境や確認目的に応じて地図表示を選択でき、ドローンの位置や周辺状況を、より分かりやすく確認できます。

また、管理者向けの機器管理機能を強化し、登録機器やユーザー情報を、より安全かつ効率的に管理できるようにしました。

KINETICA Motion Intelligence Fabricについて

KINETICA Motion Intelligence Fabricは、FaroStarが開発する、GPUを活用した次世代3D運動認知基盤です。

カメラ、センサー、ドローンなどから得られる三次元の観測情報をもとに、対象物の移動方向、速度、軌跡および将来位置の候補を計算し、その結果を三次元空間上で扱うことを目的としています。

従来の監視システムでは、対象物の「現在位置」や「過去の移動履歴」を表示することが中心でした。KINETICAでは、それらの観測情報に物理的な運動モデルを組み合わせ、対象物が次にどの位置へ移動する可能性があるかを複数の運動仮説として計算します。

計算結果は、三次元空間上の予測領域として表現できるため、単一の予測線だけでは表現しにくい、進行方向の変化や予測の不確実性を含めた状況把握が可能になります。

今回のバージョンアップの主な特長

1.新しいWeb版ユーザーインターフェース

画面構成と操作手順を見直し、ドローンの位置情報、登録情報および機器の状態を、より直感的に確認できるようにしました。
標準地図、淡色地図、写真地図を用途に応じて切り替えることができ、建物、道路、地形などの周辺環境とドローンの位置関係を分かりやすく表示します。

2.ドローン情報の一元管理

ドローン、受信機器、利用者および関連する登録情報を、Webブラウザーから一元的に確認・管理できます。
管理者権限に基づく機器管理機能を備え、運用環境に応じた安全な管理を支援します。

3.三次元の移動履歴管理

時系列に受信した位置情報をもとに、対象となるドローンの移動履歴を三次元情報として扱います。
平面地図上の緯度・経度だけでなく、高度を含む移動状態を管理することで、空域内における対象物の動きを、より正確に把握できるようにします。

4.KINETICAによる移動予測

KINETICAは、一定時間の観測履歴から、対象物の将来位置を複数の物理運動仮説に基づいて計算します。
等速運動をはじめとする複数の予測モデルを比較し、対象物が今後移動する可能性のある領域を推定します。これにより、飛行経路の変化や接近傾向を早い段階で把握するための基礎情報を提供します。

今後の展開

FaroStarは今後、Drone ID TrackerとKINETICAの連携をさらに強化し、ドローンだけでなく、カメラや各種センサーから得られる情報を統合的に扱う監視基盤へと発展させていきます。
また、複数対象の同時追跡、三次元予測精度の向上、予測結果のリアルタイム表示、異常な移動の検知、接近リスクの評価など、実際の運用環境に必要となる機能の研究開発を継続します。

FaroStarは、ドローンの識別、監視、運航管理および空域の安全確保を支援する技術開発を通じて、次世代モビリティが安全に共存できる社会基盤の実現を目指します。


製品概要

製品名
Drone ID Tracker

新バージョン
Ver. 2.0.0

搭載技術
KINETICA Motion Intelligence Fabric

提供開始日
2026年10月9日

提供形態
Webアプリケーション

主な対象
重要施設管理者、警備事業者、自治体、公共機関、ドローン運航事業者、研究機関、空域管理関係者など

製品ページ
Drone ID Tracker | ソリューション | FaroStar Inc.

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