進化した「Drone ID Tracker Version 2.2」を発表

リアルタイム監視から保存データの確認、機器・利用者管理までをアプリに統合
24時間365日、システムがドローンの飛行を自動監視

2026年10月28日

株式会社FaroStarは、ドローンから発信されるリモートID情報を受信し、ドローンの位置や飛行状況を確認・管理する「Drone ID Tracker」を進化させました。

今回の進化では、画面構成と操作性を全面的に見直すとともに、リアルタイム監視、保存された検知データの確認、DIT検知デバイスの管理、利用者管理など、ドローン監視に必要な機能をひとつのアプリに統合しました。

これにより、利用者は現在飛行しているドローンの状況を確認するだけでなく、過去に検知されたドローンの情報を振り返り、検知機器や利用者を適切に管理することができます。

「Drone ID Tracker Version 2.2」は、ドローンから発信されるBluetooth、Wi-Fi Aware、Wi-Fi BeaconによるリモートID情報を受信し、ドローンの識別情報や位置情報を地図上に表示するFaroStarのドローン監視システムです。

これまで「Drone ID Tracker」をお使いのお客様も引き続きご利用いただけます。

ドローン監視業務をひとつのWebアプリに統合

ドローンの普及が進む一方で、重要施設への接近、無許可飛行、イベント会場への侵入、住宅地や宿泊施設におけるプライバシー侵害などへの対応が求められています。

こうした状況に対応するためには、ドローンを検知するだけでなく、検知した情報を分かりやすく表示し、必要な利用者が迅速に確認できる運用環境が必要です。

進化した「Drone ID Tracker Version 2.2」は、リアルタイム監視と保存データの確認を同じシステム上で行えるようにし、日常的な監視から検知後の事後確認までを一貫して支援します。

また、複数のDIT検知デバイス、利用者、組織を管理できる構成とし、さまざまな施設や運用形態に対応できるドローン監視基盤へと進化させました。

進化した「Drone ID Tracker Version 2.2」の主な特長

1.ドローンの飛行状況をリアルタイムで表示

DIT検知デバイスが受信したリモートID情報を、アプリ上のLIVE画面にリアルタイムで表示します。

利用者は、検知されたドローンの現在位置や飛行状況を地図上で確認し、周辺の施設、道路、地形などとの位置関係を把握できます。

標準地図、淡色地図、写真地図を目的に応じて切り替えられるため、通常の監視、周辺環境の確認、詳細な位置関係の把握など、利用場面に応じた表示が可能です。

2.保存された検知データをあとから確認

リアルタイム表示だけでなく、保存されたドローンの検知情報を、指定した期間や条件に基づいて確認できます。

無許可飛行や不審な飛行が疑われる場合には、検知された時刻、位置、移動状況などをあとから確認でき、警備、施設管理、状況分析、事後調査などに活用できます。

LIVE監視と保存データの確認をひとつのアプリに統合することで、監視中の状況把握から検知後の振り返りまでを円滑につなげます。

3.ドローンの位置を分かりやすく確認できる画面構成

監視担当者が必要な情報へ短い操作で到達できるよう、画面構成、メニュー、情報表示、操作手順を見直しました。

表示する情報を目的ごとに整理し、ドローンの位置、検知時刻、機器の状態などを直感的に確認できるユーザーインターフェースを採用しています。

4.DIT検知デバイスを一元管理

各所に設置されたDIT検知デバイスの登録情報や状態を、アプリから一元的に管理できます。

複数の検知デバイスを使用する環境でも、どの機器が、どの場所でドローンを検知したのかを把握しやすくし、機器管理と監視業務の効率化を支援します。

5.利用者と組織に応じた情報管理

進化したアプリでは、利用者が所属する組織や割り当てられた権限に応じて、閲覧できる情報と利用できる機能を制御します。

複数の施設や組織が同じシステムを利用する場合でも、それぞれの利用者には業務上必要な情報を表示し、他の組織が管理する情報との分離を図ります。

また、一般利用者、機器管理者、システム管理者など、それぞれの役割に応じた運用を可能にします。

6.アプリから利用可能

専用の管理アプリケーションを利用者ごとにインストールすることなく、管理された環境からアプリを通じて利用できます。

離れた場所に設置されたDIT検知デバイスの情報も、インターネットを通じて確認できるため、複数拠点の監視や遠隔地からの状況確認にも対応します。

7.セキュリティを強化した運用設計

利用者認証、権限管理、組織ごとの情報分離を基本とし、重要施設や複数拠点での運用を考慮した管理構造を採用しました。

権限を持たない利用者による管理機能へのアクセスを制限し、ドローンの検知情報、機器情報、利用者情報を適切に管理します。

FaroStarは、激化するサイバー攻撃を重要な社会課題と捉えています。進化した「Drone ID Tracker Version 2.2」においても、継続的な監視と改善を行い、ドローン監視基盤としての安全性と信頼性の向上に取り組みます。

8.「KINETICA」との連携による飛行予測

「Drone ID Tracker」には、FaroStarが開発する次世代3D運動認知基盤「KINETICA Motion Intelligence Fabric」が搭載されています。

「KINETICA」は、ドローンなどの対象物について、現在位置と過去の移動履歴だけでなく、複数の物理運動仮説に基づいて将来位置の候補を計算する技術基盤です。

これにより、ドローンの現在位置を表示するだけでなく、進行方向の変化や接近傾向を早い段階で把握し、飛行安全に関する判断を支援します。

想定する活用分野

進化した「Drone ID Tracker Version 2.2」は、次のような場所や業務での利用を想定しています。

  • 重要施設周辺における空域監視
  • 自治体および公共施設の安全管理
  • 工場、研究所、発電施設などの施設警備
  • ホテル、観光施設、住宅地周辺におけるプライバシー保護
  • イベント会場における不審ドローンの監視
  • ドローン運航事業者による飛行状況の確認
  • 複数拠点に設置されたDIT検知デバイスの統合管理
  • 保存された検知データを利用した事後確認
  • ドローンの接近傾向や将来位置を考慮した安全管理

「Drone ID Tracker Version 2.2」は、違法なドローン飛行による不正撮影の防止を目的とした実証試験にも使用されており、検知した情報を関係者へ提供し、迅速な対応につなげるシステムとして検証が進められてきました。

株式会社FaroStar 代表取締役 星 尚男のコメント

ドローンの普及により、物流、点検、災害対応、映像撮影など、さまざまな分野で新しい可能性が広がっています。その一方で、重要施設への接近、無許可飛行、プライバシー侵害など、ドローンがどこを飛行しているのかを正しく把握する必要性も高まっています。

進化した『Drone ID Tracker Version 2.2』は、ドローンの現在位置を表示するだけのシステムではありません。リアルタイム監視、保存データの確認、検知デバイスの管理、利用者と組織ごとの情報管理をひとつの基盤に統合し、実際の監視業務で継続的に利用できるシステムへと進化させました。

また、昨今はサイバー攻撃が激化しており、監視システム自体の安全性を高め続けることも重要です。FaroStarは、ドローンによる新たな脅威とサイバー空間における脅威の双方に正面から向き合い、可能な限りの対策と継続的な機能強化を進めてまいります。

私たちは、ドローンを排除するのではなく、人とドローンが安全に共存できる社会の実現を目指しています。そのために、空域の状況を正しく把握し、迅速な判断と対応を支援する社会基盤を構築してまいります。

今後の展開

FaroStarは今後、「Drone ID Tracker」と「KINETICA Motion Intelligence Fabric」の連携をさらに強化します。

複数ドローンの同時監視、三次元空間における移動状況の把握、将来位置の予測、異常な移動の検知、施設への接近リスクの評価など、実際の監視業務に必要となる機能の研究開発を継続します。

また、カメラや各種センサーから得られる情報との連携を進め、ドローンを含む周辺空域の状況を総合的に把握できる監視基盤への発展を目指します。

製品概要

  • 製品名:Drone ID Tracker
  • 対象製品:アプリケーション
  • 提供形態:アプリケーション
  • 主な機能:リアルタイム監視、保存データ確認、地図表示、DIT検知デバイス管理、利用者管理、組織別管理、移動予測、メール通知
  • 搭載技術:KINETICA Motion Intelligence Fabric
  • 主な対象:重要施設管理者、警備事業者、自治体、公共機関、ドローン運航事業者、研究機関、空域管理関係者
  • 提供開始日:2026年10月28日
  • 製品ページ:FaroStar公式サイト「Drone ID Tracker」

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